お客様の声[特別編]

愛娘の成長に合わせて3台のアンシャンテを購入しました。萬田信男さん・和枝さん(北海道釧路市)重度心身障がいを抱える娘のくるみさんの通学に際し、大活躍したのが3台のスライドアップシート。和枝さんのお母様・多田栄子さんを交え、2月の北海道の寒さの中、くるみさんの周りは笑顔がいっぱいあふれていました。

ご自宅の駐車場で。左から栄子さん、くるみさん、和枝さん、信男さん。

札幌までの通院を5年間

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自宅の居間でくつろぐ萬田さん一家。1階には、お母様の栄子さんが暮らす二世帯住宅だ

くるみさんが生まれて3か月後の定期健診の際、「成長が遅いですね」と言われたのが始まりだった。病名は未だ判明しないが、くるみさんは19歳になった。機能回復は難しいと言われたが、進行を抑制する意味で、3歳から札幌療育センターで治療を始めた。半年から1年に1度、母娘ともに1〜2か月間入院し、集中的にリハビリ訓練を受けるというものだ。くるみさんと和枝さんは、これを5年間続けた。

「最初にセレナを購入したきっかけは、この札幌行きでした。ここ釧路から札幌までは、途中寄り道をしながら行くので8時間ほどかかります。その間、くるみに負担がかからないようにと、当時乗っていたセダンタイプから、ミニバンタイプのセレナの普通車に乗り換えたのです」(信男さん)

大きくなった体に合わせLVを購入

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くるみさんが使用している車いす。体の状況に合わせてすべてオーダーメイドだ

その後は、生後7か月から通っている地元の釧路療育センターでのリハビリを続けながら、特別支援学校の小学部、中学部に通学した。学校には送迎があるが、くるみさんは座位がうまくとれないため、和枝さんが送迎の役割を担った。クルマで5分の療育センターへは午前10時までに送り、午後2時に迎えに行く。同じくクルマで20分の特別支援学校へは午前9時20分までに送り、午後2時10分に迎えに行った。

くるみさんが小学校の高学年になると、体も大きくなる。「セレナの普通車には10万km以上乗りましたし、くるみを抱えるのもたいへんになってきたので、以前から勧められていた福祉車両を買うことにしました。当然、車両は運転しやすくてお気に入りのセレナ。新型が発表された直後だったので、タイミングもピッタリでした」(和枝さん)

当時、和枝さんの父親が患っており、透析のため病院に通う必要があったため、セレナアンシャンテ セカンドスライドアップシートにした。「助手席に父を乗せ、小さいくるみは、セカンドシートに座らせようと考えたのです」(和枝さん)

しかし父親は、数か月後に亡くなる。「そうなると、運転する私の隣にくるみがいたほうが、口元を拭いてあげる場合など、何かと都合がよい。そこで、ボディカラーは前回と同じにして、セレナアンシャンテ 助手席スライドアップシートにすることにしました」(和枝さん)

片道1時間の通学

地元の特別支援学校を卒業したくるみさんは、その後、自宅から約30km離れた白糠町の養護学校(高等部)に通うことになる。「釧路にも養護学校はあるのですが、在籍している学生の症状や学校の態勢などから判断して、白糠町のほうがくるみに向いていると判断しました」(信男さん)

とはいえ、学校までクルマで1時間。始業に間に合わせるためには午前7時45分には出発しなければならない。さらに10時前に自宅に戻り、家事を済ませると、迎えのため午後2時に家を出なければならない。和枝さんは3年間、これをやり遂げた。セレナアンシャンテ 助手席スライドアップシートも大活躍。走行距離も8万kmを超えた。そして2011年3月、くるみさんはみごとに高等部を卒業した。

あこがれのエルグランドを購入

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車いすをセットして乗り移る。「体重は20kg程度なので、力はいりません。くるみも準備の間、静かにしています」(信男さん)

そして同じ年の11月、今度はエルグランドアンシャンテ セカンドスライドアップシートを購入した。「走行距離が8万kmを超え、これ以上乗ると下取り価格が低くなるというのが大きな理由です(笑)。同じセレナでもよかったのですが、くるみの卒業祝いも兼ねて、『いつかは乗りたかった、あこがれのエルグランド』に決めました。スライドアップシートを助手席にするかセカンドシートにするか悩みましたが、助手席の場合、乗り降りの際、ドアを開けるのでスペースをとり、ショッピングセンターなどの狭い駐車場で苦労したことがあるので、セカンドスライドアップシートにしました」(信男さん)

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ラゲッジスペースに車いすを収納する。「スペースが広いので、一般のものより大きいくるみの車いすも楽に出し入れができ助かります」と信男さん

週に1〜2回はドライブを楽しむ

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くるみさんが乗るセカンドスライドアップシート。座位をとりにくいくるみさんのため、チャイルドシートを使用している

萬田さん一家は、大のドライブ好き。海洋調査船で厨房部員を務める信男さんが航海に出ていないときは、頻繁にドライブに出かける。なんとその数は週に1〜2回とか。よく行くのは、片道2時間ほどの阿寒湖や川湯温泉。遠くは片道10時間をかけて洞爺湖まで行ったこともある。「母や私たちはもとより、くるみもドライブが大好き。乗り降りの際も、シートが昇降するのがうれしいのか、いつもニコニコしています」(和枝さん)

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クリッパーリオにセットされた、くるみさん用の簡易ベッド。ドライブの途中、疲れたときなど、駐車スペースで休めるように工夫した

現在は、デイサービスのお迎え(送迎はあるが、くるみさんは皆より1時間ほど早く帰所するため、迎えは和枝さんが行っている)のほか、ドライブや通院などの際にはエルグランドアンシャンテ セカンドスライドアップシートを、近くに買い物に行く際などは、通常は信男さんが通勤に使っている普通車のクリッパーリオを使用している。

「エルグランドは思っていたとおり、最高の乗り心地。今度は長いドライブになりますが、函館方面にも行ってみたいです」(和枝さん)

爽やかな風を受けながら、北海道を疾走するエルグランドアンシャンテ セカンドスライドアップシートを見かけたら、それは萬田さん一家かもしれません。

(取材:2012年2月 / 取材協力:帯広日産・釧路日産自動車 釧路日産 クリスタル30店)
※記事の内容は取材日現在のものです。現在販売している車種と一部仕様などが異なる場合がございます。
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シートが自動で動くのが楽しいらしく、いつもニコニコしています(和枝さん)