お客様の声[特別編]

子どもが快適に過ごせて、家族の負担が少ない車を選んだら、アンシャンテになりました。栗原敏男さん・裕美子さん(埼玉県越谷市)「家族の笑顔にはかえられない」と、進行性の難病を抱える息子の貴大さんのために、ノートの普通車からセレナアンシャンテ セカンドスライドアップシートに乗り換えられた、栗原さんご一家です。

左から裕美子さん、貴大さん、敏男さん、お兄さんの優介さん。
カメラに緊張気味の貴大さんに、「ほら、貴大! 笑って!」。家族から明るい声が飛ぶ中、4人そろって記念撮影

運動機能に支障をきたす病気を発症

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お昼寝から目覚めた貴大さんは、まだ少し眠たそう。敏男さんが座っていた席に、ちょこんと腰かける

「今、ちょうど寝てしまったのです」。柔らかな笑顔で迎えてくれた母親の裕美子さん(51歳)。リビングのソファでは、貴大さんがすやすやと眠っていた。

貴大さん(17歳)が知能の遅れを指摘されたのは、幼稚園年長の頃だった。小中学校は特別支援学級へ通学したが、高等部からは知的障がいに対応した特別支援学校へ通っている。それまで、運動機能にはまったく支障がなかった貴大さんだったが、高等部1年の2学期頃から、足の曲げ伸ばしが困難になってきた。診察を受けたところ、神経系の難病のひとつで、特定疾患に指定されている『脊髄小脳変性症』と診断される。小脳が萎縮し、運動機能に支障をきたしていく進行性の病気だった。

2年の2学期頃から、介助なしでは歩けない状態となり、車いすを使用するようになる。そのため、貴大さんの外出にはクルマが必須となった。クルマで5分のスクールバス発着所への往復のほか、1〜2か月に1回の通院と1か月に2回ほど療育施設へも通っており、その送迎のほとんどを裕美子さんが行っている。

想像していたクルマが見つかった!

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自宅門扉から駐車場まで、数メートルの距離に階段がある。家族の介助で、一歩、一歩、ゆっくりと足を進める

当時は、ノートの普通車に乗っていたが、家族が介助して貴大さんを乗り降りさせるには、足もとや天井高が狭く感じ始めていた。ドアをフルオープンにしても、曲げ伸ばしが困難な貴大さんの足がひっかかることもある。「シートがドアから出てきてくれたら、楽なのに」と、介助をしながら常々、裕美子さんは思っていた。

ノートの車検がせまっていたこともあり、日産のホームページを見ていたところ、LVのページで見つけたのが、スライドアップシートのムービーだった。「これ、シートが動いている!」。スライドアップシートの動きは、裕美子さんがイメージしていたものにぴったりだった。すぐに、懇意にしていた日産のカーライフアドバイザー 大塚さんに連絡し、「スライドアップシートの機能が付いたLVが欲しい」と相談した。

不安を解消した試乗体験

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折りたたんだ車いすを、オプションの車いす固定用ゴムネットで固定する

将来のことを考えると、車いすを載せられないと困る。大きなクルマが良いと思い、セレナを選んだが、あまり運転が得意でない裕美子さんは、車体の大きさに不安があった。しかし、試乗してみると、車高の高さは視界の広さにもなり、運転もしやすく安心できた。スライドアップシートの動きはムービーで確認できていたので、不安はなかった。セカンドスライドアップシートを選択したのは、助手席に貴大さんが座っているとき、運転中に操作ボタンなどを触りたがることがあり、危ないと感じたことがあったからだ。

試乗した後、夫の敏男さん(56歳)に相談。「お母さんの負担が減って、運転が楽ならそれでいい」と、敏男さんもLV購入には大賛成。会社の同僚が、実際に福祉車両に乗っており、その便利さを聞いていたことも後押しした。また、長男の優介さん(20歳)が運転免許を取得したばかりで、セレナなら運転しやすいだろうとの判断もあった。栗原さんご一家の決断は早かった。その日のうちに、購入が決定。2011年3月、待望のセレナアンシャンテ セカンドスライドアップシートが納車された。

スライドアップシートで、介助の負担が軽減

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実際に使ってみると、スライドアップシートの機能は予想どおりで、乗り降りもスムーズ。クルマが大好きな貴大さんは、ニコニコしてシートに座っていた。

介助を手伝う優介さんは、「スライドアップシートはすごく便利です。今までは、力ずくで乗せていたこともあるので、貴大にも負担がかかるし、僕も大変でした」。時には、優介さんが運転することもあるという。

オプションのバックビューモニターは裕美子さんのお気に入り。「車庫入れしていると、運転がうまくなったような気がします(笑)。雨が降っている時には介助しながら傘をさす余裕はないので、雨よけみたいなものがついていればいいのに、と思います」(裕美子さん)

「足置きステップの奥行きが小さいので、貴大だと足先がはみ出してしまう。もっと広いといいですね」(敏男さん)

ドライブとリフォームを計画中

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リビングや寝室が2階にある栗原家。体調が悪いと、介助をしても自力で歩くことができないため、生活の拠点を1階へ移すことも検討中

「クルマを購入するときに、『何が一番大切なの?』って問われたら、『安心、安全で、子どもが楽に乗り降りできること』と答えます。もちろん、介助する家族の負担も軽くしないといけない。それが家族の笑顔につながりますから」(敏男さん)

貴大さんは、日常生活で昨日までできていたことが、徐々にできなくなりつつある。そのため、自宅のバリアフリーリフォームをこれから始める予定だ。また、春先には、千葉の鴨川へ出かける計画がある。鴨川シーワールドと温泉を、家族みんなで楽しみたいと思っている。

「『脊髄小脳変性症』は治療薬がなく進行するのを見守るしかない病気です。治療薬が開発されて以前のように元気な体になるのが一番の望みですが、現状では貴大が毎日生活をしていく上でセレナアンシャンテ セカンドスライドアップシートはかけがえのない足になっています。今後も身障者の生活を支えるクルマ作りに力を入れて下さることを願います」(裕美子さん)

栗原さんご一家の、三人四脚のチャレンジは、これからも続く。

(取材:2012年2月 / 取材協力:埼玉日産自動車株式会社 草加店)
※記事の内容は取材日現在のものです。現在販売している車種と一部仕様などが異なる場合がございます。
[乗降1]
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[乗降3]
[乗降4]

足置きステップに足を乗せてから、裕美子さんがワイヤレスリモコンを操作し、シートを車内へ。クルマが大好きな貴大さんから、笑顔がこぼれる