LVマガジン「アンシャンテ」 お客様レポート(1)
家に閉じこもりがちとなった母をこの車が外に連れ出してくれました■静岡県浜松市 鈴木みさ子さん(51歳)

最近は外出もするようになった母・せつよさんに笑顔が戻った。
左からせつよさん、みさ子さん、ご主人の真明さん

膝が悪く、家から出たがらなくなった母・鈴木せつよさんを外に連れ出そうと、
オッティアンシャンテ 助手席スライドアップシートを購入された鈴木みさ子さん。
今ではせつよさんが大好きな大衆演劇の鑑賞に一緒に健康センターへ出かけています。

観劇が最大の楽しみ

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 次女のみさ子さんをはじめ、6人の子どもを育て上げたせつよさん(86歳)が、膝を痛めたのは今から30年以上前のこと。塾通いをする末っ子を迎えに行った帰りにバイクと接触。以来、膝痛に悩まされることになる。

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健康センター「バーデンバーデン」での観劇は、せつよさんの最大の楽しみ。自宅からは車で約20分の距離

 子どもたちは次々と独立、夫と死別後は、長男と二人暮らしをしながら、得意の洋裁で収入を得ていたせつよさんの最大の楽しみは、市内にある健康センター「バーデンバーデン」での大衆演劇の観賞。入浴、食事を終えた後に楽しむ笑い・人情・涙のお芝居と舞踊ショーは、せつよさん最大のリラックスタイムだった。

 加齢とともに膝の痛みは進んだが、この楽しみだけは欠かせない。同居する長男は運転ができないため、みさ子さんや他の子どもたちは、自宅と健康センターの送迎役となった。だれもが都合がつかない場合は、運転手さんの手を借り、まるでころがりこむようにしてタクシーに乗り込み、通っていたという。

退院後積極性がなくなる

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せつよさんは杖を手離せない。みさ子さんの手を借りて、玄関から外へ出る

 そんなせつよさんが事故に見舞われたのは3年前。風呂場で倒れ、病院に担ぎ込まれた。幸い命に別状はなかったが、退院後、せつよさんは徐々に外に出なくなる。「膝が痛いということもあるのでしょうが、気持ちの面で積極性がだんだんなくなっていきました」(みさ子さん)。当初はごみ出しなどで近所には外出していたものの、徐々に洗濯物も自室の軒下に干すなど、まったく家から出なくなってしまう。

 介護保険では要支援の認定を受けていたが、「人様のお世話にはなりたくない」と、いっさい介護サービスは受けず、人との接触も少なくなってしまった。

頭をよぎった福祉車両の存在

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せつよさんは、車まで自力で歩ける。みさ子さん、真明さんの手を借りて、助手席スライドアップシートに座る

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着座姿勢をサポートする胸部固定ベルトを装着し、助手席を回転させる

 だんだん口数が少なくなるせつよさんを、心配したのがみさ子さんだ。4人の子どもたちは独立し、浜松市内で夫の真明さん(57歳)と真明さんのご両親との四人暮らし。会社勤めをしながら休日には、愛車の四輪駆動SUVを駆って、天竜川河岸のオフロードを走るのが楽しみというみさ子さんは、幾度となく夫の真明さんとせつよさん宅を訪れ、外出を促した。

 そんなある日、やっと車に乗ることを承諾したせつよさんを愛車に乗せようと、車高が高いSUVに乗りやすいようブロックを重ね、踏み台をつくった。ところが「なんて危ないことをする!」と、せつよさんはご立腹。そのとき、みさ子さんの頭によぎったのが、TVコマーシャルで見たことがある福祉車両。「あんな自動車があれば、スムーズに乗ることができるのでは――」

展示会と試乗車で便利さを実感

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ワイヤレスリモコンで助手席の操作ができるので便利だ

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足置きステップがあるので、走行中も姿勢が安定する。足元スペースも余裕

 早速、真明さんの愛車X-TRAIL(エクストレイル)の担当セールスであった日産プリンス浜松販売磐田見付店の前堀純也カーライフアドバイザーに連絡をとる。幸運なことに、近々、年2回行われる「日産プリンス浜松大感謝祭」が浜松市総合産業展示館で開催され、日産LV(ライフケアビークル)も展示されるという。展示会当日、お目当ての軽自動車はなかったが、みさ子さんと真明さんはキューブアンシャンテ 助手席スライドアップシートを見ることができた。

「私は初めて福祉車両というものを見たのですが、スライドアップシートはここまで座席が下がるのかとびっくり。これなら楽に乗り降りできると思いました」(真明さん)

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助手席に座ったせつよさんと、運転席の真明さん。運転はみさ子さんと真明さんが交代で担当する。この後、シートベルトを装着し、出発!

 以後、話はとんとん拍子。展示会で見たキューブを一日借り切り、せつよさんも試乗した。「大柄な母には少し狭いかなと心配しましたが問題なし。母もまんざらでもない様子。経済性を考えて、軽自動車のオッティを、すぐに注文しました」(みさ子さん)

 こうして、オッティアンシャンテ 助手席スライドアップシートは、せつよさんの足となった。「ところが、もっとも重宝したのはこの私。母同様長年悩まされた膝の手術をしたのですが、入退院の際にはすっかりお世話になりました(笑)」(みさ子さん)

オッティで快適通勤

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内装にもこだわるみさ子さんは、オプションで木目調のダッシュパネルにした

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助手席スライドアップシートは、降りるときもラクラク。アームレスト付きなので、楽な姿勢を保てる

 オッティアンシャンテ 助手席スライドアップシートがやってきて9か月。せつよさんは、体調の良い日には、みさ子さん、真明さんと一緒にバーデンバーデンに通うようになった。「なによりも気持ちが前進してくれたことがうれしいです。オッティがその引き金になってくれました」とみさ子さん。取材当日も、せつよさんは笑顔で、杖をつきながら家の中を元気に歩いていた。

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ボディカラーも赤くスポーティ。鈴木家にとっては、なくてはならない外出の友だ

「同居している義父母も80歳を超えています。今後、オッティのお世話になることでしょう。それに私も通勤に利用していますが、外観からは標準車とまったく変わらず、快適に乗っています」(みさ子さん)

 現在は、バーデンバーデンへの送迎だけだが、今後、お花見や温泉、買い物などにも連れて行きたいという。「以前の母を考えれば、現在では雲泥の差。オッティはどんな薬よりも母を元気にしてくれました」。いえいえ、オッティアンシャンテ 助手席スライドアップシートを選んでくれた、みさ子さんの優しさが、最高の薬だったと思います。