LVマガジン「アンシャンテ」 お客様の声(2)
20台のキャラバンを駆使して、140名の送迎を実現 ■青森県八戸市「総合リハビリ美保野病院」

自立性の向上を目ざすパワーリハビリテーションを積極的に導入している

デイケア、デイサービス通所者合わせて
140名の送迎を行っている総合リハビリ美保野病院。
快適な送迎のため、7台のキャラバンチェアキャブをはじめ、
計20台のキャラバンをお使いいただいています。

保健、医療と福祉の里

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総合リハビリテーション施設での理学療法(上)とデイケアにおける発声訓練(下)

 八戸市の中心部から車で15分、54,000平方メートルという広大な敷地に立地するのが保健、医療と福祉の里「杏の里」だ。その中核を成すのが、特別養護老人ホーム「瑞光園」と「総合リハビリ美保野病院」。

 1979年に瑞光園が開所し、3年後の82年、入居者をはじめとする高齢者の健康管理、リハビリテーションを目的に総合リハビリ美保野病院がオープンした。その後、デイケア(通所リハビリテーション)、デイサービス、グループホーム、介護支援事業所などの施設が次々と設けられ、文字どおり病院医療、施設介護、在宅療養を支える「総合医療介護機能」を担っている。なかでも青森県南部唯一という回復期リハビリテーション病棟は、同病院を象徴する存在だ。

スムーズな乗り降りを実現

 朝8時、20台の送迎車が、総合リハビリ美保野病院を出発する。デイケア80名、デイサービス60名、計140名に及ぶ利用者のお迎えのためだ。運転は大型運転免許を持つ21名を含む36名のスタッフが交代で担当する。女性の運転者も5名いる。

 20台のキャラバンのうち、車いすのまま乗れるチェアキャブは7台、残り13台は普通のワゴン車だが、全車にオプションで、電動スライドステップと乗降用大型手すりが装備されている。

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電動スライドステップで、膝や腰などに負担のかかるお年寄りも、スムーズな乗り降りが行える

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幅740mm、奥行き240mmの電動式大型スライドステップ。スイッチ1つで手動との切り替えができる

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視認性のよいオレンジ色の大型手すりで乗り降りをサポート。車内は足元が広く、ゆったりと乗車。後列手前が赤見内デイサービス管理者

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武沼潤
在宅・介護部門リーダー

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工藤美登
ゼネラルマネージャー

「以前の車には電動スライドステップがなかったので、木製の踏み台をつくり、送迎時には持参していました。ところが坂道、砂利道等では不安定であぶないですし、冬季の積雪の際には滑ります。それに台を忘れて取りに戻ったことも(笑)。この電動スライドステップと手すりのお陰で、スムーズな乗り降りができるようになりました」(武沼潤 在宅・介護部門リーダー)

 また、積雪に備え4WD車を使用。「コースは全部で23コースほど、通所者の方の乗車時間が長くならないよう、コース設定には特に配慮しています」(工藤美登 ゼネラルマネージャー)

スタッフから好評の車いす固定装置

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全自動リフターは、ボタン操作だけで昇降、スライドができる

 キャラバンチェアキャブを同病院が初めて導入したのは、デイサービスを開始した2000年のこと。同病院ではリースを利用しているため、リース期間が切れる5〜6年ごとに新型に乗り換えることとなる。「新しい車に乗り換えるたびに、装備の進化ぶりには驚きます。特に車いす固定装置は、力もいらず短時間のうちにスイッチ1つで簡単に固定できるので、特に女性の介護者から好評です」(工藤ゼネラルマネージャー)

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車いすの固定も電動式で、スイッチ1つでOK。乗り降りの手間を軽減する

 同病院で使用しているキャラバンチェアキャブは、主に8名と車いす2名、計10名が乗車できるM仕様だが、安全に配慮し、助手席は1名のみの乗車とし、乗員定員は最大で乗員7名(うち運転手と介護者各1名)と車いす2名の計9名としている。「乗車時間の関係からも、キャラバンチェアキャブの乗車定員はちょうどいいように思います。また、八戸市には道幅が狭いところが多いのですが、キャラバンは小回りも利き、曲がりくねったカーブを走る際、非常に助かっています」(武沼リーダー)

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M仕様以外に乗員9名と車いす1名が乗れるC仕様も使用している。自分で歩くことのできる方がたくさん乗ることができる広い室内は、いつもわきあいあい

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介護者用の補助席をたたむと通路になる

小型車のリフタータイプを

 病院の開設と同時に始まった日産車との付き合いもすでに四半世紀にもなる。それだけに日産車に寄せる信頼は厚い。

「メンテナンス等も一生懸命やっていただいていますし、特に注文はありません。ただ、今後さらにきめ細かな送迎を実現するために、小型車による送迎も必要です。その際、当地は積雪もあり砂利道も多いので、スロープタイプは不向きです。リフタータイプの小型車を用意していただければと思います」(工藤ゼネラルマネージャー)

 また、デイサービス管理者の赤見内康美さんは「電動スライドステップの1段目は広くていいのですが、2段目が少し狭いように感じます。この点、今後改良されるといいですね」

 日常的にチェアキャブを使用しているプロのスタッフの方からのものだけに、こうしたご意見は貴重なもの。しっかりと受け止め、今後の開発の参考にさせていただきます。

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キャラバンの前でスタッフの皆さん。同病院では計20台ものキャラバンを使っている

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少人数の送迎には、車いす1名乗車のクリッパーが機動力を発揮する

建物写真

総合リハビリ美保野病院
〒031-0833
青森県八戸市大字大久保字大山31-2
TEL.0178-25-0111